聖書

聖書の数字の謎

聖書の中ではたびたび数字が登場します。それは、文字通りの数字(数)か、もしくは象徴的な数字であるということができます。

文脈から推察することができそうですが、その解釈はさまざまです。

数霊術などに当てはめて考えることもできそうですが、占い、魔術、吉凶の判断、呪術、霊媒を明確に禁じていることから、数霊術的な意味合いは『無い』のかも知れません。

数字の意味に囚われすぎると、聖書の意図からずれてしまう恐れがあるという意味だったのかも知れません。

単一世 特異性 一致 調和 に関連して使われている
法的な判断 二重の支配 に関連して使われている
法的な判断の強調 強調 に関連して使われている
普遍性 真四角 対角線方向全て に関連して使われている
不完全 野獣 人間の数字 に関連して使われている
完全さ 完全な周期 無制限 に関連して使われている
完全さの強調 新たな始まり に関連して使われている
10全体性 総計 7より下級 に関連して使われている
12釣り合いの取れた取り決め 完全 に関連して使われている
40ひと世代 試練 に関連して使われている

全てではありませんが、代表的な数字の例を以下に記載します。

ただ一人の神 

創世記 男女の創造の際に二人は一体となる

ヨハネ10:30 私と父とは一つ

二人の証言があれば真実

ファラオが夢を2回見た

ダニエルの見た幻、メディアペルシャの支配 二本の角

黙示録の野獣 二本の角

イエスは三日目に復活した

三位一体(父である神と神の子と精霊の3つで一つ)

三位一体という直接的な言葉は聖書中には出てきません。

アブラハム、イサク、ヤコブを3人の族長と述べている。

東方の博士?賢者?あるいは、占星術士たちがイエスの誕生に持ってきたものが3品(金 乳香 没薬)

賢者の人数に関する記述は聖書中にありません。

『地の四方の果て』 『天の四方の風』など

創世記で述べられているユーフラテスの支流が4つ

黙示録のユーフラテスのほとりに縛られる天使は4人

『666』黙示録13:18

創造の6日間

7

『7回血を跳ね飛ばす』レビ4:6

『7つの会衆』 天地創造期間が7日 安息日が7日ごと 

聖所におく燭台が7枝 黙示録で神の側近の御使が7人 封印の巻物が7つ

7つのラッパ 

ノアの箱舟に乗った8人

イサクは8日目に割礼を受けた

モーセ80歳で使わされる

割礼は生後8日目

ダビデは8番目の息子

イエスは8日目の朝に復活した

イエスの山上の垂訓の中で8つの幸福

12

イスラエルの12部族、ヤコブの12人の子供、イエスの12使徒、黙示録の十二の門、12人の御使、12の土台 

12の2乗の千倍が狭き門を潜る144000人

40

ノアの洪水期間40日 出エジプトご荒野の放浪40年 シナイ山にモーセがとどまった期間40日 エリヤがシナイ山にたどり着くまで40日 ニネベの裁きまで40日 イエスの荒野の断食40日 イエスの復活から天へ昇るまで40日

洪水の水が地を覆っていた期間 150日

三角数

三角数というのは、簡単にいうとボーリングのピンの並べ方を想像していただけるとわかると思いますが、10本のピンが三角形に並んでいます。

このように三角形になる数を三角数と言います。

聖書中の数字は三角数がよく登場します。

例えば、ヨハネ21:11の153という数字は

1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14+15+16+17=153となります。

153は三角数の代表ともいうべき特別な数字です。数の『立方体化』を繰り返すことで、必ず153に帰結します。

それでシモン・ペテロは舟に乗り大きな魚が153匹も入った網を岸に引き上げた それほど多かったのに網は破れなかった

数の立方体化とは、各桁の数値を3乗する操作です。

153であれば、(1の3乗)+(5の3乗)+(3の3乗) 

そして153は桁の数値を入れ替えて、351にしても513にしても必ず153になります。

立方体化と至聖所

至聖所は立方体でした。出エジプト記で示されている至聖所は幕屋の中の仕切りで隔てられた部分にありました。縦横高さがそれぞれ10キュビト(三角数)の立方体で、そこに契約の箱が保管されていました。

聖書中の三角数

難破船の生存者276人 

釣った魚の数153匹

ノアの箱舟 300キュビト

手から水を飲んだ300人

モーセの10

ペンテコステに集まった弟子の数 120

水を葡萄酒に変える 6つのカメ

聖書の書物数 66

獣の数字 666

などです

ゲマトリア

ゲマトリアとは簡単に言えば、文字を数字に変換することで、その数字から意味を読み解くものです。

先ほどは実際の数字の意味を考えましたが、こちらは文字を数字に変換し数字の合計から意味を読み取ろうとする方法です。

ヘブライ語は文字が数字に対応しており聖書中の言葉は数値として読み取ることもできそうです。

文字の変化 解釈の多様性

聖書に関して言えば、ヘブライ語、アラム語、ギリシャ語、などで書かれていましたが、翻訳の問題のみならず、数字に置き換える際の換算表も数種類存在しており、本当に信頼でき、限りなく原本に近い文字列がわからないことには意味が全く異なってしまう可能性もあります。

さらにことを難しくしている点としては、ヘブライ語の数の示し方は独特で、数を表す際に、記号を使ったり、繰り返しを使ったり、何々たす何々などという形で示すこともありました。

また、ヘブライ語は母音がなく「文脈から読み取る」必要もありました。現在原本は一冊も残っておらず、あるのは「写本」です。

最古のものは紀元前1世紀か、2世紀頃のヘブライ語で書かれた巻物の聖書です。

ヘブライ語で書かれた聖書は、その後旧約聖書の最初の5書だけを翻訳したサマリア5書(モーセ5書)と呼ばれるものがあります。やがて、人々の言語はアラム語が主流となり、ヘブライ語をアラム語に翻訳する必要が出てきました。それが、アラム語「タルムグ」です。

そして、最も有名なギリシャ語セプトゥアギンタ(「七十」の意)訳が72人の学者によって始められ、ヘブライ語聖書からの引用箇所、参照箇所が記載され世界中の言語への翻訳につながっています。

と、長くなりましたがそんなこんなを踏まえ、聖書の暗号を探ってみたい方は以下の標準的換算表を使って調べてみてください。

名称ヘブライ文字数字ギリシア文字
アレフ ʾalefא1α´
ベート betב2β´
ギメル gimelג3γ´
ダレット daletד4δ´
ヘー heה5ε´
ヴァヴ vavו6
ザイン zayinז7ζ´
ヘット chetח8η´
テット tetט9θ´
ヨッド yodי10ι´
カフ kafכ20κ´
ラメッド lamedל30λ´
メム memמ40μ´
ヌン nunנ50ν´
サメフ samechס60ξ´
アイン ʿayinע70ο´
ペー peפ80π´
ツァディー tsadiצ90
クォフ kofק100ρ´
レーシュ reshר200σ´
シン shinש300τ´
タヴ tavת400υ´
カフ・ソフィート
kaf sofit
ך500φ´
メム・ソフィート
mem sofit
ם600χ´
ヌン・ソフィート
nun sofit
ן700ψ´
ペー・ソフィート
pe sofit
ף800ω´
ツァディ・ソフィート
tsadi sofit
ץ900