伝承・伝説

日本人の風習と似ている 旧約聖書中の記録 赤と朱 無酵母パンとヒソプと榊 

このサイトでは古くから伝わる風習や、行事、童謡や昔話など、どこか不思議で不自然で不気味にさえ感じるような事柄を、色々な角度から紐解き、八割の資料と、二割の独自見解で、深読みしていこうとするものです。

あくまで、都市伝説、またはエンターテイメントの読み物としてお楽しみいただけたら幸いです。

 この記事を読むとこんなことがわかります

出エジプト記に書かれている記述が、日本のお正月の習慣に似ていることがわかります。

出エジプト記の記述

出エジプト記12章では神がモーセとアロンにこう命じます。

この月が初めの月となる

この月の10日に家ごとに一匹の羊を用意して14日までその羊を世話すること。そして、14日目にそれを食べ、その血をいくらかとって家の戸口の2本の柱と上部の横木に血をつけなければならない。

血が,あなたたちがいる家のしるしとなり,私はその血を見て過ぎ越す。

私がエジプトを打つ時,あなたたちが災厄を受けて滅びることはない。

旧約聖書 出エジプト記12章

家の戸口の、二本の柱と上部を

血で赤く染めるなら、滅ぶことはない

神はこれからエジプトに災厄をもたらそうとしています。

神の使い達がエジプトを滅ぼす時に、神の指示通りにイスラエル人の印をつけた家は災いから過ぎ越され、災厄を逃れて救うと約束します。

紀元前1230年頃 エジプトの王ファラオ、ラムセス2世の時代です。

入り口の2本の柱と上部が

赤く染まった家は守られる

そしてその日の夜中に神は約束通り、エジプトの全ての初子を滅ぼしました。

過ぎ越し

ヘブライ語で、ぺハサ ギリシャ語でパスカ と言います。

出エジプト記12章で過ぎ越しに関する細かな指定が書かれています。

時代は西暦前1513年ニサンの14日です。

ニサンとはユダヤの宗教暦の第一の月を表していて私たちの暦とは数え方が違います。私たちの暦では大体3月か4月の新月の日が元旦となります。

また、1日の考え方が日没後から翌日の日没まででした。

過ぎ越しの翌日15日から21日までの7日間は無酵母パンの祭りが行われました。(過ぎ越しの祭りとは違う)

現代でも、ユダヤ教の3大祭りの一つとして受け継がれています。

出エジプト記12章を読むと、無酵母パンと、苦菜と焼いた生贄を一緒に食べて代々祝うようにと書かれています。

無酵母パン

無酵母パンは文字通りパン種を入れずに水を入れてこねて焼くだけのパンです。発酵させないので急いで作る必要があります。

急いでエジプトの地を出発する際にパン種を入れる前のパン生地とこねるための鉢を服で包んで担いで急いで逃げたことを忘れないようにするためのようです。

各々の家は傷の無い一歳の雄羊もしくは雄ヤギを選ぶことになっていて、取り分けた血はヒソプの葉っぱで戸口に塗られました。

苦菜

苦菜とは何かの記述は見つけられませんが、ヘブライ語でメローリームと書かれており、苦いものとか、苦味という意味となります。

ヒソプとは

浄めの儀式の際に血や水を振りかけるために使われました。マジョラムの類ではないかと言われています。

神道でも同様に浄めの儀式に榊という植物を用います。

日ユ同祖論的な見方

過ぎ越しの祭りでは普段と違う食事を摂ります。

普段は普通のパンを食べていてもこの日は種無しパンです。

日本では普段はお米を食べていますが、お正月には餅を食べる習慣があります。正月七日には七草粥という苦菜を食べます。

戸口に塗られた赤い血は、現在の朱色の鳥居によく似ています。

神社の朱色

神社の鳥居の色は、全てではありませんが朱色のものが多く存在しています。

朱色は古代では『丹(に)』と言って魔避けの意味を持っていました。さらに、丹」は鉛に硫黄と硝石を加えて焼いて精製したものなので、防腐剤の意味もありました。

さらに、朱色は災厄を防ぐ色 神様の力を高める色と考えられていたようです。

結界

日本人であれば、鳥居の門をくぐるとなんとなく空気感が変わって、厳かで清々しい気持ちになったことがあるのではないでしょうか。

一説では、人の俗界とを区別する結界だとも言われています。結界は仏教語の言葉なので、言い換えるとすると聖なる場所と俗社会との境界線という感じでしょうか。

同様の概念

出エジプト記で述べられていた過ぎ越しの際、戸口に血でつけた印は、いわば汚れた人々と、清められた人々を分けるもので、災厄から逃れるという目的がありました。

印の中にいれば安全でした。

鳥居の起源、天照大神の頃が始まり説

古事記に登場する天照大神が天岩屋戸に隠れていたときに、鳥時に泊まらせて鳴かせたことから、鳥が居た木で、鳥居が始まったという説があります。

ちなみに、天照大神は聖書中のテラ(アブラハムの母)説もありますので近々まとめてみたいと思います。

鳥居の起源は諸説ある

インド仏教のトーラナと言われる門や、中国の華表と言う王城や陵墓の前に建てる門が起源とする説もあります。