人物

モーセについて

モーセといえば、『十戒』で有名な人物です。映画にもなっていますからきっと聞いたことがあることでしょう。

そして、聖書の最初の一冊目の書『創世記』の筆者でもあります。

聖書は『神の書』と言われていて、筆者はそれぞれの書に存在していますが、『精霊に導かれて筆記した』と言われています。

出生

モーセはヤコブの息子レビの家系に生まれています。

レビのひ孫に当たります。兄弟にアロン、姉がミリアムで一緒にエジプトを脱出することになります。

モーセが生まれたころ、エジプトにはイスラエル人が増えて居ました。

エジプトを支配して居たのは、ヨセフのことを知らない王でイスラエル人に脅威を感じて居ました。

イスラエルの民はわれわれより多くて強い  

うまくやってあの者たちが増えないようにしよう。そうしないと,戦争が起きたら彼らは敵に付いてわれわれと戦いこの国から出ていってしまう

そして、イスラエル人を強制労働を課して虐げましたが、イスラエル人がますます増えていき、ついに子供の虐殺を命じます。

ヘブライ人たちに生まれる男の子は皆ナイル川に投げ込み,女の子は皆生かしておくように

モーセが生まれたのはちょうどそんな時代でした。この乳児はとても美しく、父と母は乳児を3ヶ月隠して居ましたがついに隠しきれなくなり、パピルスのカゴに赤ちゃんを入れてナイル川の岸辺のアシの間におきました。

日本の神話、イザナギとイザナミの最初の子供ヒルコは葦の船に乗せられ海に流されます。こちらは不遇の子供だったの述べられています。

たまたま水浴びに来たファラオの娘が、見つけかわいそうに思いいます。

そこに、姉のミリアムが近づいて『ヘブライ人の乳母を呼びましょうか?』と尋ねることで、経済支援を受けながら実母のもとで育てられ、ファラオの娘によって『モーセ』と名付けられます。

モーセは赤ちゃんの頃から、容姿に恵まれた美しい男の子だったようです。

青年期

モーセは自分がヘブライ人であることや、レビの部族であることをおそらく(両親や兄弟から聞いて)知って居たはずです。

殺人隠蔽

エジプトでの、ヘブライ人の窮状を自分の目で見た時の出来事です。ヘブライ人を撃ち叩いて虐待して居たエジプト人を見て、激昂したのか?モーセはそのエジプト人を殺してしまいます。そして、砂の中に隠してしまいます。

しかし、隠し通せるわけもなく、その事でファラオから命を狙われます。

そこで、モーセはミディアンの地に逃げ込みます。そのミディアンの地で祭司の娘、チッポラと結婚します。

ミディアン

ミディアンはアブラハムと妾のケトラとの間に生まれた子供でその子孫を集合的にミディアンと呼んでいます。イシュマエル人と呼ばれることもあります。

モーセの妻のチッポラはクシュ人とも呼ばれていて、クシュ人という表現はハム系の子孫を指す場合に多く用いられています。さらに、ニムロデの王国とも結びつけられています。

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モーセの出生時のファラオ(エジプトの王)の名前は述べられていません。

モーセとチッポラの間には二人の息子が生まれます。

モーセを探していたファラオはなくなりましたが、相変わらずイスラエル人は虐げられていました。

モーセの不思議体験

モーセが最初に奇跡を目にしたのはホレブ(シナイ山)という山での出来事でした。

茂みの木が燃えているのに、燃え尽きなかった

現代であれば、燃えているように見えていても、熱を発しない映像のようなもので似たような状況を作り出せるかもしれません。しかしこの時代にそのような仕掛けを見せることができる人類は存在していないはずです。

不思議に思ったモーセが近づくと自分を呼ぶ声が聞こえます。

同時に、近づくことを禁じられます。聖なる場所であるというのが理由です。

その場所で、モーセはその不思議な光景の光から『名前』を明かされます。

『わたしは成るもの』『私はなろうとするものになる

アブラハムの神 イサクの神 ヤコブの神 

エホバ(ヤハウェ)

エール(複数形エロヒム)

神の名前を無闇に用いてはならないということで、神聖4文字

テトラグラマトンが作られました。

※ハレルヤはヤハウェの短縮系

さらに、手に持っていた杖を地面に投げるように命じられその通りにすると、杖が蛇になります。

続いて、手を懐に入れるように言われそのようにすると、手が皮膚病を患ったかのように白くなります。もう一度懐に入れて出すと、もとに戻っています。

この二つを神の言葉の証明として示し、もしもそれでも信じなければ、ナイル川の水をくんで乾いた地面に注ぐなら、その水は地面の上で血になると告げられます。

話すことが苦手

モーセは恐れを感じたようで、自分は口下手でうまく話せないと訴えます。光の主はモーセのその態度に怒りますが、アロンがモーセの代わりの話し手になると伝えます。

新約聖書の方では、エジプト人のあらゆる知恵を教えられ、

話も行動も力強いものだったと書かれています。使徒7:22

ファラオの前に出る

この時のファラオがわかれば、正確な年代が算出でき、前後の年代も算出できるはずですが、確証できる情報は今のところありません。

ですが、列王1 6:1でイスラエル人がエジプトを出てから480年目+,ソロモンがイスラエルの王になってから4年目に神殿の建設を始めていたことが窺えます。そこから算出すると、エジプト脱出の時は紀元前1513年となります。

しかし、紀元前1400から1300ではないか?という見方をする科学者もいます。(エリコで発見された陶器の炭素年代測定によるもの)

エジプトサイドの記録がない

エジプトのファラオの記録の中には、イスラエル人がエジプトを脱出した記述を見つけることができません。その点に関して、王が自分にとって都合の悪い記録を残さなかったのかもしれないと考えることができない訳ではありませんが、エジオプトでファラオの娘の息子として育ったのなら、なんらかの記録があってもいいような気がします。

エジプトの神官による記録

この中ではオサルシフォスというエジプトの神官がモーセと名乗っています。この神官はエジプトで禁じられているあらゆることを指示し、エジプトで許されているあらゆることを禁じ、皮膚病患者の監督者でした。

モーセ(聖書)の記載とは違う部分が多くありますが、エジプトに禍をもたらせたことや、皮膚病が関係している点やのちにエジプトを出た点などが一致していると、wikipediaに記載があります。

しかし、これは不敬なことであると、広まらなかったようです。

レビ族だけは登録しない 彼らの数を他のイスラエル人と一緒にしてはならない レビ族には証しの幕屋その全ての器具関係する全ての物を管理させるべきである。

レビ族は幕屋とその全ての器具を運び幕屋に関する奉仕をする そして幕屋の周囲に宿営する 幕屋を移動するときにはレビ族が解体し 幕屋を設営するときにもレビ族が組み立てる 許可されていない人が近づくなら 死刑にされるべきである

家系図を見ると、モーセの息子たちもレビの家系ということになりますが、後に大祭司はアロンの家系だけに限られました。出エジプト記28:3

氏族ごとにグループに分ける

レビの氏族の系図 

3つの災厄

カエルの災厄

出エジプト記8章で述べられているカエルの災厄はイスラエル人を去らせないのであれば、ナイル川をカエルだらけにして、寝床の中までカエルが登ってくるようにすると言うものでした。

アロンが杖で運河や沼の上に手を伸ばすと、カエルがエジプト全土を覆っていきます。

ファラオはイスラエル人たちを去らせることを約束して、モーセとアロンになんとかするようにと言います。

蛙は取り除かれますが、家の中や庭にいたカエルは死に、山積みされたカエルは異臭を放ちました。

ブヨの災厄 アブの災厄

ことが収まってもファラオはイスラエル人を去らせずに次の災いが起こります。

エジプト全土で地面の土がブヨになり、人々や家畜を襲いました。

それでもイスラエル人が去ることは許されず、今度はアブの大群がエジプトを襲います。

ファラオは『お前たちを去らせよう』と言いますが、ことが収束するとまた約束を破ります。

家畜に及ぶ災い

今度はエジオプトの家畜だけが死に、イスラエルの家畜は死にません。

膿の出る腫れ物の災い

モーセとアロンが、ファラオの前で窯のすすを手に取り、空中に撒くと、膿の出る腫れ物が人と動物を襲います。

激しい雹(ひょう)の災い

この禍の時には、ファラオの家の人でも耳を傾けた人は保護されましたが、それ以外の外にいた人や家畜は雹に打たれます。

また、同時に火がまたたいていたとも書かれています。

バッタの災厄

雹によって農作物はダメージを受け、エジプトは食糧難に陥ります。そこへ残っていた農作物も全て食い尽くすバッタが放たれます。

濃い闇の災厄

イスラエル人の住んでいる場所には光がありましたが、エジプト全土には、互いを見ることもできない暗闇が襲います。3日間誰もどこへも行くことができませんでした。

初子が死ぬと言う災厄

最後はエジプト中の初子(長男)が死ぬと言う禍です。それはファラオとて例外ではなく、家の入り口に目印をつけていなかった家の長男は全て殺害されます。

この時に制定されたのが『過越の祭り』です。

そして、いよいよ民衆はモーセとアロンに率いられてエジむとを脱出する旅に出ます。有名な海を分けるシーンはこれからです。

続く

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