人物

失楽園の後から大洪水まで 

アダムとエバがエデンという心地の良い住処を追われてからのお話です。

聖書に書かれていることを整理してみたいと思います。

https://shachi.blog/bible/eden/

創世記4章1、2節でアダムとエバの間に二人の男の子供が産まれたと述べられています。

カインアベルが生まれた

兄のカイン、弟のアベルです。カインは農業をアベルは羊飼いに成長しました。ある日、アベルは『自分の羊の群れの中の初子で油の乗ったところ』を神に捧げます。

一方、カインは『土地から得た産物の幾らか』を捧げました。

二人は神に捧げ物をします。

カインは『産物の幾らか』

アベルは『初子で油の乗ったところ』

神はアベルの捧げ物に目を留めて、兄カインの捧げ物には目を留めませんでした。そのことで、カインは怒りを抱き顔を伏せました。

この顔を伏せるというところは、動詞「ナファルלפַנָ 」となっていて「(下に)落ちる」直訳すると「彼の顔が落ちた」となります。

ガクッと俯いたという感じでしょうか。

どのように神が捧げ物に目を留めたのか?

逆に目に留めなかったことをどのように示したのかは記述がありません。

いずれにせよ、二人にははっきりわかる形だったのだと思われます。

単純にここだけ読むと、神は羊が好きなのかな?肉が好きなのかな?と思ってしましそうですが、

7節で神が

カインに、良いことを行うようになれば好意を得られると神が語りかけていることから、普段の素行に問題があった?と思われます。

またヘブライ人への手紙11:4で

アベルはカインよりもまさったいけにえを神にささげ、信仰によって義なる者と認められた。と述べられていることから察すると単純に好みの問題ではないと思われます。

神はお前はなぜ怒っているのか?堂々としていたらいいではないか。と述べて戸口で罪が構えている。そして、それが求めるところは、お前だ。そしてお前は、それを制さねばならない。というようなことを述べています。

というのは『無責任で愚かな行為』のことで人格的な存在ではないので、戸口で構えるわけがないのですが、他の訳でも待ち伏せしているとか体を伸ばして横たわっているなどど書かれています。

戸口が何かの比喩という考え方もあるでしょう。カインの行動に移す、扉(きっかけ)のようなことでしょうか?

そして『それを制さねばならない』という部分はヘブライ語の原典と言われるものでは未完了形になっています。

制せねばならないは、命令形です。

制することができるだろうか。という訳、

制することができるだろう。という訳、

支配されてしまうだろうとする訳。など様々あります。

戸口で待ち構える罪を押し止めることが、あなたにはたしてできるのだろうか?カインにはその罪を行う自由も、行わない自由もありました。

人類初の殺人と嘘

兄のカインはアベルを誘い出して殺害してしまいます。

兄が弟に対して嫉妬心がむくむくと湧き上がったのでしょうか?

聖書の中の、人類史上、最初の兄弟が、

初の殺人を犯します。

神はカインにアベルはどこへ行ったかと尋ねます。それに対してカインは知らないと嘘をつきます。

この事件でカインは誰かにに見つかったら殺されると自分の身を案じています。

アダムとエバから最初に生まれた子供のはずですが、おそらくその頃の地上には両親であるアダムとエバとカイン以外にも人がいたということです。

外伝による情報

キリスト教の聖典外の文書の中では、アダムとエバにはルルワという娘がいて、アダムとエバの娘たちの中でも一際美しくアベルの妻であったと書かれています。

アクレミアという別の娘がカインとの婚姻を提案しますが、カインはルルワに惹かれていたためにその提案を退けて、神にお伺いを立てることにしました。

ところが神はカインの捧げ物を喜ばれなかったため、アベルを殺害してルルワを手に入れようと考えました。

聖書には上記は記述がなく、カインは妻を得てエノクが生まれまたとしか述べていません。

カインの家系は除かれる

アダムとエバの間にもセツという子供が生まれます。

この間聖書の中に出てくる名前以外にも多くの子供たちが生まれて、町を建設するほど発展しました。

カインの家系

カイン⇨エノク⇨イラド⇨メフヤエル⇨メトシャエル⇨レメク(二人の妻アダとチラ)ヤバル、ユバル・トバルカイン

アダムの家系

セツ⇨エノシュ⇨ケナン⇨マハラレル⇨ヤレド⇨エノク⇨メトセラ⇨レメク⇨ノア⇨セム、ハム、ヤペテ

現代の私たちの寿命よりも長く、アダム誕生を(1代目)1年目とするとノアが生まれたのは1056年後11代目になります。(下の表参照)

洪水がその600年後ということになります。

アダムの家系で特筆すべき人は7代目のエノクという人です。カインの家系のエノクではありません。

ユダ14節にアダムから7代目のエノクと書かれていてカインとアベルは家系の中に入れられていないようです。

当時は平均寿命が1000年くらいととても長かったのですが、エノクは365歳でいなくなりました。

神が彼を取られたのでいなくなったと書かれています。

ヘブライ11:5のは信仰によって、エノクは死を見ないように天に移された。と書かれています。

エノクは天に移された

以下はアダム誕生を一年目として聖書の記述を表にするとこうなりました。

1 アダム誕生天地創造の6日目、息を吹き込まれる
カインとアベル
130セツアダム
235エノシュセツが105歳
325ケナンエノシュ90歳
395マハラレルケナン70歳
460ヤレドマハラレル65歳
622エノクヤレド162歳
687メトセラエノク65歳
874レメクメトセラ187歳
930アダムの死アダム930歳
987エノク消えるエノク365歳
1042セツの死セツ912歳
1056ノアレメク182歳
1140エノシュの死エノシュ905歳
1235ケナンの死ケナン910歳
1290マハラレルの死マハラレル895歳
1422ヤレドの死ヤレド962歳
1556セムノア500歳
1651レメクの死レメク777歳
1656メトセラの死メトセラ969歳
1656大洪水ノア600歳 セム100歳(ハム、ヤペテ)

創世記6章を見ると、ノアの時代にはネフィリムと呼ばれる天使と人の子供がいたと述べられています。

ネフィリムという

天使と人の子供が、たくさんいた

4節にはその頃、またその後にも地上にネフィリムがいたと書かれています。そして、それは古代の人々の中でよく知られた人、力の強い人だとい書かれています。ネフィリムについては次回まとめたいと思います。

ノアの箱舟

ネフィリムが地上にいたことで、人間がひどく堕落しそれをみた神は悲しみを感じ、人を一旦滅ぼすことにします。

でもその前に、120年間の猶予を与えます。

ノアとノアの家族は人々にこれから起こると神が言われた出来事を伝えていたと思われます。

ペテロ2:5で義を宣べ伝えたノアたち八人の者を保護したと述べられています。

エノクからの警告もあったかもしれません。

なぜならダ14、15では、全世界の人々が神の前でいい開きをする日のことについて述べられています。

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