エジプト神話

エジプト神話の神々

古代エジプトの創世神話

エジプトの創世神話は数多くあり、最も有名なものとしては『ヘリオポリス神話』というものが挙げられるでしょう。9柱エニアドと呼ばれる神々が中心となり語られています

エジプト9柱 エニアド

ヘリオポス神話というエジプトの創世神話の神々の9柱は、原初の水『ヌン』から出現した『創造神アトゥム』別名『太陽神ラー』とその子孫の神々で成り立っています。

エジプトには地域により信仰する神が色々あり神話も多く存在するのですが、共通点として太陽によって世界に秩序が生まれ成り立っているという考えが根底にあり、『創造神アトゥム』が、『太陽神ラー』出るという考えにまとまっていったという経緯があります。

しかし、天空の神と地の神は大変仲が良く、始終一緒にいるためラーは太陽を運ぶことができずに、困惑し

ヌン(原初の海)から、アトゥム(創造神)が原初の丘を作り出し、二人の神シュー(大気の神)とテフヌト(湿気の神)を産み出します。

シューと、テフネトからゲブ(地の神)ヌト(天の女神)が生まれます。

さらに、ゲブとヌトから、イシス(豊穣の女神)、オシリス(冥界の神)、セト(戦いの神)、ネフティス(葬祭の女神)が生まれます。

のちに、セトとネフティス、イシスとオシリスが夫婦となります。

ファラオ

ゲブ(地の神)ヌト(天の女神)の子供が、イシス(豊穣の女神)、オシリス(冥界の神)、セト(戦いの神)、ネフティス(葬祭の女神)ですが、このオシリスが、エジプトの最初のファラオとなります。

このオシリスがミイラの起源と言われています。オシリスがファラオになったことが気に入らなかったセトは棺を作り巧妙にオシリスが自分から棺にはいるよう画策します。セトはオシリスが棺に入った瞬間に蓋をして、ナイル川に放流します。

さらにセトはオシリスをバラバラにして撒き散らします。

妻のイシスは体を拾い集めてアヌビスに蘇生させるよう頼みます。そこでアヌビスはバラバラの体を組み合わせて包帯で包んで生き返らせます。

エジプト8柱 オグドアド

エジプトの創世神話は、8柱と呼ばれる男女一対✖︎4の男女から生み出されています。この8柱は8を意味する『オグドアド』と呼ばれています。

男女一対と書きましたが、男女の境界は曖昧で、一対ということに意味があり、大きなくくりとしての4つの概念があり、4億つの中に男性性と女性性の役割がはたされて、世界が作られたという方がいいかもしれません。

エジプト神話は水の混沌から始まります。

オグドアドの8柱がまず太陽を産み出し、光と乾いた空間を作り出します。

男神はカエル 女神は蛇

ヌンとナウネト

『ヌン』は『原初の水』を表します。つまり、あらゆる存在の起源が『ヌン』です。ややこしいですが、『ヌン』の女性性が『ナウネト』ということになり、『ヌン』はカエル、『ナウネト』は蛇です。

アメンとアマウネト

『アメン』は『隠れたもの』を意味することから、『不可視』を意味していて、

こちらは『大気と豊穣』を表します。『アマウネト』は『アメン』の女性性を表します。

ククとカウケト

『クク』は『暗闇』を表します。エジプト神話では光が生じる前には闇がなくてはならず、暗闇によって世狩がもたらされると考えます。

フフとハウヘト

『フフ』は『無限』を表します。名前に永遠という意味があります。またその名には『100万』という意味も持っていて、古代エジプトでは『100万』や『数百万』は無限を意味するものでした。

その他、ニアウとニアウト⇨否定 ゲレフとゲルへト⇨欠乏

の二神が入れ替わる場合があります。

これらの神々は消極的な面が概念として表されていますが、その理由は世界の始まりが『混沌と死』であ流と考えることにあります。

彼らが太陽の卵を生み出すことで太陽が孵化し、輝き、それによって一定のサイクルを保つことで、生命が誕生し、世界の秩序が保たれていると考えます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: egyptian1-1024x842.png