物語

失楽園の記録 創世記2章

誰もが知っている、あるいは聞いたことがあるであろう、アダムとエバの話です。

神が男性と女性を作って、名前をアダムとエバと呼び楽園に住ませていたけれど、食べてはいけないと言われていた果実を食べたことで、楽園を追われ人の一生は短くなった。とそんな内容です。

今回はこの出来事を詳しく調べてみます。

創世記1章の終わりで

神は一人の人間を作ります。

私たちに似た者として人を造ろう。そして人に,海の魚,空を飛ぶ生き物,家畜,地面を動くあらゆる生き物を治めさせ,地球を世話させよう

私たちに似たものとして

私たちとはどういう意味でしょう。ギリシャ語聖書のコロサイ1章16節では他の全てのものは,天のものも地上のものも,神の子を通して創造されたと述べられています。

最初に作られた人は、男性でした。

私たちとは神の他にやはり神の子人になる前のイエスでしょうか?それとも、神の組織でしょうか?

似たもの、と書かれている点から人は神の姿(が見れるとしたら)人のような形で、自由意思があることが推測できるはずです

創世記2章では、(土で形作られた人型に)息を吹き込んで命を与えると

生きた人になったと述べられています。

ここの生きた人の脚注を読むと、ヘブライ語でネフェシュという言葉が使われています。ギリシャ語だとプシュケーです。

イメージ的には魂のようなものと解釈されそうですし、多くの宗教はここを魂と解釈しているようです。

ですが文脈によって、全身全霊などとも訳されている言葉であることから目に見える有形のもので触れることができて、不滅では無い(終わり、死がある、形がなくなる)存在ということができるかとおもいます。

つまり、生きた人はいつか死ぬ人ということかもしれません。

仕事を与えられる

神יהוה(YHWH)は東方のエデンという場所に庭園を作って人間に仕事を与えます。

仕事は子供を産んで増え、地球を管理することでした。(創世記1章28節)

そして、庭園の真ん中には命の木、そして、善悪の知識の木を生えさせて、庭園の全ての木飲みを満足するまで食べていいけれど、善悪の知識の木の実だけは食べてはいけません。食べたらあなたは死ぬことになるからです。

そして神יהוה(YHWH)が創造を完了して七日目には休息に入ります。

神יהוה(YHWH)は人が生き物たちをなんと呼ぶか観察します。そして、人が読んだ名前が生き物の名前になります。

次に神は人が一人のままでいるのは良くない。彼を助ける助けてを作ろうと言って、男を深く眠らせます。

そしてあばら骨を一本取って、あばら骨で女性を作りました。

そして神が女性を人のところにつれて行くと、

これこそ私の骨の骨,

私の肉の肉。

これは女と呼ばれる。

男から取られたから

と言います。

女はヘブライ語でイッシャー

男はヘブライ語でイーシュです。

二人とも裸でしたが恥ずかしいとは思いませんでした。

神が造った生き物の中で最も用心深い生き物が蛇でした。

あり日、蛇が女に言いました。

庭園の全ての木の実を食べてはならない

と神が言ったのは本当ですか

こんなにたくさんの美味しそうな木の実があるのに、全部食べたらダメなんだって?!そんなことを神は言ったんだって?!

女は答えます。

私たちは庭園の木の実を食べてよいのです。 でも,庭園の真ん中にある木の実について,神は,『食べてはならない。触れてもならない。食べたり触れたりするなら死ぬ』と言いました

いえいえ、食べてもいいのです。ただ真ん中の木の実だけはダメなんです。

蛇はさらに誘惑します。

あなたたちは決して死にません。

その木の実を食べた日に,目が開かれ,あなたたちが神のようになって善悪を知るようになることを神は知っているのです

大丈夫!死ぬわけないじゃ無いですか。

むしろ、食べた方が神のようになるから、あなたたちに食べたらダメだって言ってるんですよ!

そんなふうに言われて、女は木の実を見つめます。とても魅力的な木の実に思えてきました。そこで女はその木の実をとって食べてしまいます。

女は実を見続けることで、それを食べたら神のようになれるという見込みに強く惹かれました。

その後、一緒にいた夫にも木の実を渡し、夫も木の実を食べてしまいます。

この点について、

ギリシャ語聖書 テモテ第一2章14節では アダムは欺かれませんでしたがエバはすっかり欺かれて罪を犯したと述べられています。

また、ローマ人への手紙5章12節では一人の人によって人類に罪が入って死が広がったと述べられています。

女を通して罪が入った

男は欺かれなかったが妻に従う事を選んだ

二人は恥じた

二人は木の実を食べることで、お互いが裸である事に気がつき、腰を覆い隠します。

神があの実を食べたのかと尋ねると、男は『女がくれたので食べました』と答えます。

女は『蛇が私を騙しました』と答えます。

聖書のテーマ

二人が違反を冒し、神はまず蛇に対してこのように言います。

あなたはこうしたことを行ったので,全ての家畜と野生動物の中で卑しいものとなる。

あなたは腹ばいになって動き,生涯ずっと土を食べる。

そして私は,あなたと女の間,またあなたの子孫と女の子孫の間に敵意を置く。彼はあなたの頭を砕き,あなたは彼のかかとに傷を負わせる

そもそも蛇が話をするわけはありませんので(もしも蛇が話せたなら、他の生き物も話をしていたことになって、アダムが動物に名前をつけていたことと矛盾するからです)が、多分蛇の体を使った誰かということになります。

蛇の正体

知能と自由な意思を持って狡猾に蛇を操れる存在。

神が二人を通して地上に子孫が繁栄し、何不自由なく暮らす世界を阻止しようとした何者か。

神の指示に背かせる事に喜びを感じる何者か。ということになります。

その点について、黙示録12章9節ではおよび、20章2節で

その天使は,あの初めの蛇である竜,悪魔と述べらていて、女を欺いたのは悪魔であるということができます。

そして、この悪魔はヨブ記の中で神の天使たちと一緒に神の前に出てくることから、霊者であるということができます。

蛇の体を使って女に語りかけた悪魔

黙示録には、この蛇は今後のある時から1000年間封印され、その後再度人類に試験が臨むと思われることが書かれています。

人類に課せられた苦しみ

二人が神の言いつけに背いたことで、

女は妊娠中の苦痛、苦しみながら子供を産むようになって、夫との親密さを求め,夫はあなたを支配する。

男は、一生食料を得るために苦労して働かなくてはならなくなる。

土なので土に戻る。

その後、アダムは女にエバと名づけます。

神は二人のために長い皮の服を作って着せます。そして、エデンから追い出して、もう一方の命の木からも実をとって食べることがないように、ケルブたちと回転し続ける炎の剣を園の東に配置して命の木へたどり着けないようにしました。

ケルブ

ケルブが出てくるのは聖書の中で91箇所で、特別な務めを持つ御使であることが描かれています。ケルブを象った彫像の描写では、翼が二つあると書かれています。

一部の画家は、ケルブを描く際に動物に羽が生えた、動物の神々を参考にして描いています。

聖書の中では、人に似た形と述べられています。